【九龍】 「げ……」
【ファウスト】 「悪阻ですか?」
【九龍】 「んなワケあるか!」
【ファウスト】 「おや、それでは私に会えた喜びで吐き気が?」
【九龍】 「そないな事ばっかり言うとるから、友達も出来んのや」
【ファウスト】 「いますよ? 友人は、たくさん」
【九龍】 「どこにおんねん。言うとくけど、俺はお前の友人ちゃうで」
【ファウスト】 「そうなんですか? それは、気付きませんで」
【九龍】 「気付けや。何で、俺がお前みたいな奴と、友情を築かなあかんねん」
【ファウスト】 「すみません」
【九龍】 「……何や。素直やな」
【ファウスト】 「まさか、貴方が私と特別な愛情を育てたかったとは、気付きませんでした」
【九龍】 「は!?」
【ファウスト】 「ご安心を。氷鏡卿には、私からしっかりとお伝えしておきますので」
【九龍】 「いらんわ!」
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